the INGLENOOK

炉辺を囲むように。

013:「新入生WS1」ってどうにかならんの?

唐突だけれど、新入生WS1についてのマイナーチェンジを考えてみた。題して『WS1のTA募集に膨大なアカデミック・レポートを課そう』である。

というのも、ディベートのテーマも最初に配布される資料も毎年アップデートされないし、マンネリ化してるし、実際TAはそれぞれを専門に研究してる訳じゃないし、でもだからといってそれらを事前にしっかり勉強するわけじゃない。でもディベートもレポートも指導しなくちゃいけない。

だから毎年テーマを設定しなおして、それをTA希望者たちに5000字ずつくらい書かせればいい。それぐらいするべきだし、僕自身それくらい徹底的に事前にやっておけば、もっとしっかりTA業をできたんじゃないかと思う。アカキャンの準備ですら不十分だったのだから。てか、これのどこがマイナーチェンジやねん笑

何が問題って、TAの質にムラがあるのは勿論だけど、それよりもTA個々人が、自分たちのスキルアップに重きを置き過ぎている感が否めなくて、それを問題点として挙げたい。TAたちが同じベクトルを共有していない。しかも何か新入生WSそのものの意義とか目的とか形式とかも形骸化しているように見えるし、なんかもういろいろ勿体ない。

これは僕の持論だけれど、大学は給料を出して雇う以上、「大学のために働く」という意識を持たせるべきだし、大学の水準上昇に寄与させるような、そんな政治色をもっと押し出させても良いんじゃないか。そしてそういう意識は正直学生も言われなくとも持つべきじゃないか。

こういうのはどっちが先かという「鶏か卵か」の議論ではなく、両者は総体(「総体」が予測変換ででないとかユーザー舐めてんのかこのスマホ)として、この大学の両輪なのだから、そういうヴィジョンってきちんと共有されなきゃいけなきないんじゃないですかね。そもそもそういうヴィジョンを公開で議論/確認できる空間って、この大学のシステム下にありましたっけ。でも何かのシステム下じゃ、公共性は担保されないんだっけ。どーしたら良いんでしょうね。

とにかくヴィジョンの共有はきっとWSに限らないと思う。赤もオレンジも黄色も、挙げれば切りがないけど、他の学生スタッフに対しても全部。自分のスキルアップや充実感なんて二の次で、たかだか創設15年のヒヨコ大学が張り子の虎で終わらないために、昇り竜となるためにひとつのヴィジョンを全部共有し/させてほしい。そもそもこの大学のヴィジョンってなんだよ。2030なんたらっていうのが、一体どれだけ浸透してるんだよ。内側へのブランディングが本当に甘い。

WS1は何のために唯一の必修にしてるのか。大学側は適当にやるなら、他の授業と同じように選択性にしちまえばいい。でも差別化して必修にしてるのなら、もっと徹底的にやっていくべきだろ。「こういう学生を育てていきたい。輩出したいんだ」そういう理念を示すための必修だろうよ。そのロールモデルとしてのTAだろうよ。圧倒的な存在であるべきだろうよ。お友達♪的な先輩は課外で作らせろ、って思う。

上からの改革なんてたかが知れてるし、下から発起したって空中分解しかねない。じゃあ動かないっていうのも、変なので、とりあえずこういうネット空間で思っていることを言ってみた次第(あー、まだまだ子どもやな笑)。でもこういう「一人からでも何か声をあげれば、行動すれば変わる余地があるのかも」と少しでも思わせてくれるこの大学の、そういうトコロが好きですよ、僕。

基本的にAPUは好きです。来たことは後悔してないし、でもなんかこのままあと2年弱で卒業するのも癪だし。モチベーションはそんなもんです。

皆さんの意見を聞いてみたいところです。